BLAMEの感想

弐瓶勉氏が関わっているということで、非常に気になっていた作品であった。

 

あらすじとしては遠い未来の人類が作り上げた「都市」にある村に現れた一人の男を切っ掛けとして、その村の、そして「都市」自体の存亡に関わる物語が展開されていくといった内容である。

あえて「都市」とカッコで区切るには意味がある。この「都市」というのは(恐らく)人類が作り上げた、全自動の都市増築、都市防御機構を備えたものである。しかし物語の舞台となる時代では、その「都市」の何らかの誤作動により、人類がその「都市」の正当ではない居住者として認識されてしまい、人類は「都市」自体に狩り出されることとなってしまっていた。

 

さて、この映画の見所として挙げたいものの一つとして、背景がある。

弐瓶勉氏が監修しているのだろうか、無造作に増築されたかのような都市の美しい乱雑さは一つの芸術品のように見応えがあり、そこを舞台とする物語は緩急を持って視聴出来た。

 

物語は後半になるにつれて絶望感は増していき、それと共に主人公たちの懸命な姿は更に輝きを増していく。

特にエンディングシーンは主人公たちと、村に現れた男の行く末を明確には現さなかったことが、尚の事物語の完成度と視聴後の爽快感を持たせてくれる。

 

ねむい、終わり